白駒池の撮影及び展望ポイント紹介

白駒池周辺MAP
Point-1/白駒池周辺 Point-2/国道から白駒池への林道  Point-3/湿原周辺 Point-4/高見石 Point-5/麦草峠

白駒池の日の出の移り変わり

上に掲載している周辺Mapをこちらからダウンロードすることができます。(PDF形式,288KB)
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撮影に際してのご注意をここでひとつ [Part-1]

 一度でも来た事のある方は分かると思いますが、早朝、雨の後などは足下が(特に木の根は要注意です)大変滑りやすくなっています。これは池の周囲や北八ヶ岳のあちらこちらにある木道も同様です。また、思わぬ 石や木の根などにも十分ご注意下さい。特に三脚などを持っているので、両手が塞がっていますので細心の注意を払ってお歩き下さい。ゆっくりと周囲を見渡した方が今まで見えなかったモノが見えてくると思います。せっかく楽しみに来た撮影行です、ケガのないようにお帰り頂きたいと思います。


Point-1/白駒池周辺
1-1白駒荘前 朝焼け、日の出を狙うのならここ!

 白駒池を撮影するのに最もポピュラーな撮影場所がこの白駒荘前です。5〜7月には対岸から昇ってくる日の出や、朝焼けを狙うのならばここが1番適しています。また、水面 を覆い尽くしている水草やそこに飛ぶトンボ等も良い被写体となっています。桟橋付近では池全体の展望も良く、最も撮影には適しているのではないでしょうか。白駒池を訪れれば誰もが一度は撮影している場所だと思いますので、自分なりの作品を創っていくのが難しい場所だと思います。キャンプ場の方へレンズを向ける時は、早朝から午前中の半逆光〜斜光の時が一番状態が良いと思います。撮影できる場所が限られますので、夏〜 秋の紅葉シーズンは混み合いますので御注意下さい。
--->こちらにはこの場所で撮影した写真を掲載しています。

1-3北岸〜青苔荘付近

 早朝の逆光時や池の向うにニュウを入れてみるのも面 白いかもしれません。青苔荘の桟橋周辺も近くからドウダンの紅葉を撮影するのには良いでしょう。その場合もやはり早朝が最適です。午後ならば西側の白駒荘方面 へレンズを向けると逆光近くなります。
--->こちらにはこの場所で撮影した写真を掲載しています。
1-4キャンプ場奧〜対岸にかけて

キャンプ場を抜けると鬱蒼とした樹林になります。ここでは苔むした樹林内を狙いたいものです。ここは比較的幼木が少ないため樹自体が持っている造形等を楽しむのも良いと思います。足元の木道の幅が狭いので足元には御注意して下さい。それと道が狭いために通 行する人が来たら快く道をあけて頂きたいと思います。
--->こちらにはこの場所で撮影した写 真を掲載しています。
1-5白駒荘から見て対岸付近〜湿原 深い樹林を撮るのならここ!

 ここでも樹林帯は続いています。ここの方が 1-4の辺りよりも薄暗い印象ですし、幼木も多いです。しかし霧が立ち篭めていたりすると雰囲気は抜群に良くなります。倒木の木の根等も良い被写 体となってくれるでしょう。
  このニュウの入口にある枯れ沢は春の終わりの頃や梅雨の時期、大雨の降った後になると水が流れています。白駒池には常時流れ込んでいる沢がないのでこんな時には狙ってみると良いのではないでしょうか?
 さらに、ここから10分位奥に行くと小さな湿原があります(Point-3参照)ので、時間がある方は行ってみると良いでしょう。初夏の頃(7月上旬頃)ならばコイワカガミやワタスゲを見る事ができます。また、この周辺は原生林が大変美しいので是非行ってみて下さい。
--->こちらにはこの場所で撮影した写 真を掲載しています。

1-6東〜南岸

  白駒荘を出発して反時計まわりに池をまわると、最初に歩くのはこの南岸です。ここからニュウ入口くらいまでをここではご紹介しましょう。
 
1-7白駒荘〜高見石南歩道

 白駒荘の横にも小さな枯れ沢があります。その先から右に登る道があります。雨降り後などの足元が濡れている時はお勧めできませんが、ここから一登りした周辺にも良いところはたくさんあります。鬱蒼とした樹林内に静かに咲くオサバグサ、というのはどうでしょうか。ただし降りてくる時には充分注意して下さい。前述したように大変足元が滑りますので。
 
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撮影に際してのご注意をここでひとつ [Part-2]

白駒荘前または青苔荘前での早朝撮影の折(とはいっても朝の3時、4時ということですが)、必要以上に騒がずに撮影をお願いしたいと思います。これらは山小屋であり、宿泊しているお客さんは登山者が多く、当日の山行を控えてお休みになっています。皆さんが楽しめる山でありたいと思っています。


Point-2/国道から白駒池への林道

 苔蒸した樹林内。特に大木の根元に付いた苔はとても見事です。ただ発表された写 真が多いので自分なりの目線を持って撮影したい所ではないでしょうか。季節により、時間帯によってはまだまだドキッとするようなものが発見できると思います。

 

Point-3/湿原

 初夏の頃(7月上旬頃)の湿原内はワタスゲの白い穂が風に揺れています。ここ数年でだいぶ数が増えてきたように思います。ここでの撮影では対象にもよりますが、午後の方が向いていると思われます。
  その他にコイワカガミやゴゼンタチバナなどが咲いています。ここから先に進むと、深い樹林内の登山道脇にオサバグサが咲いています。

 
Point-4/高見石

 この周辺で手軽に展望が楽しめる場所といえばここ高見石でしょう。白駒からだと普通 で40〜50分くらい。ゆっくり歩いても1時間みれば良いのではないでしょうか。北歩道と南歩道があり、登りやすさは北歩道でしょう。少し急登ですが時間がかからないのは南歩道です。 さて高見石の展望ですが、真下に白駒池が見え、その向こうには裏妙義から浅間山、北の方には北八ツの峰が、西の方には北アルプス連峰が望めます。ぜひ一度は登ってみて下さい。
 

Point-5/麦草峠

 ここ麦草峠では、晩夏の頃のマツムシソウやヤナギランが大変きれいです。また年間を通 してここから見る夕日もなかなか味わい深いものがあります。少し茅野側へ下って夕照の茶臼山などもいいのではないでしょうか。ただ、行き交う車には十分注意して下さい。

 
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撮影に際してのご注意をここでひとつ [Part-3]

 池の周辺には林内への立ち入りを禁止するロープが張ってありますので、くれぐれも立ち入らないようにお願いしたいと思います。
 最近特に写真撮影の為ということで平気で樹林内に入って撮影している姿を見かけることが多くなりました。我々にもその気持ちは分かりますが一唾飲んで考えて頂きたいと思います。足元にある苔や花は非常に弱いものですし、我々も後々までこの自然を残していきたいと願っています。ぜひ御協力をお願い致します。
 皆様もそういった方を見かけましたら、知らん顔をせずに一声かけて頂きたいと思います。もし悪質であると感じた場合はお手数ですが、小屋へ通報をお願い致します。我々としてはこのような事がない事を祈っています。