--コースタイム--
稲子湯(15分)唐沢橋(40分)林道(2時間45分)白駒林道、白樺尾根分岐(20分)ニュウ分岐(30分)白駒池南岸(5分)白駒荘

--解説--
 稲子から白駒林道(シャクナゲ尾根)への登山口は稲子湯から車道を少し上ると林の中に林道が続く。何回か車道を横切りながら登っていくとひときわ広い場所に出る。ここが唐沢橋です。登山口はこの唐沢橋手前、右側の土手を登ります。カラマツや雑木の茂る急な斜面 に取りついて進むと、大きく迂回してきた林道に出る。そこを右に進み3,4分歩いたところで再び登山道に入る。
 最初は雑木林が中心であるが、次第にツガなどの針葉樹林に入る。この頃になるとシャクナゲの木も多くなってくる。尾根上に出て平坦な場所を進むと、やがてシャクナゲの大トンネルに入るだろう。
 ここを過ぎ針葉樹の苔むした道を進み、涸れ沢状の窪地を横切った辺りから急斜面 になる。伐採地を過ぎ、再度樹林に入った辺りで白樺尾根との分岐に出る。ここはニュウ、白駒方面 への分岐でもある。ここまで来ればあとは緩やかな登り、下りになりニュウとの分岐(白駒寄りの分岐である)に出る。ここを左に見ながら大きな石の間を通 り、更に鬱蒼とした樹林へと入る。狭い樹林内の道を行くとやがて小さな涸れ沢を横切る。ここは春先の雪解けの頃や雨降り後にしか水は出ない。しばらく進むと森が開け湿原に出る。湿原といってもとても小さなものであるが。ここを通 り過ぎ、軽い登りから平坦地を進み、下り始めると木々の間から白駒池の水面 が見え始める。涸れ沢上で分岐があり、右に行くとキャンプ場方面へ、左に行くと白駒荘へ直行となる。池を一周してから小屋入りするならば、右へ進もう。

--このコースの注意点--
 このコースでは特に注意する場所はないと思う。ただ稲子から白樺尾根との合流までは山が深く、周りを見渡す場所もないので自分の位 置が分かりずらいのが難点。それとニュウの分岐から湿原までは日が当たらないためにいつでも湿っている。このため道に敷いてある丸太などに乗るととても滑ります。
 時期的な問題がひとつ。積雪期(冬期や早春の残雪期)は道が分かりずらいためとても危険です。この時期にこのコースを通 る事を私達は勧めません。微妙な時期でしたらお電話などでお問い合わせ下さい。

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