--解説--
五辻への道は山頂駅のすぐ先の所で分かれるので、時間が許すのならば坪庭を一周してみたらどうだろうか。足元がしっかりと固まっているので歩きやすい。溶岩大地上にシャクナゲやツガなどの針葉樹がようやく生えてきたところであり、過去におこった八ヶ岳の火山活動の痕跡を見る事ができる。一周約25分程である。
山頂駅を出発してすぐの分岐を右へ折れ、両側を笹に覆われた中に道が続いている。このことからこの辺りは笹平と呼ばれている。途中で針葉樹の林に入る*が再び笹原を進む。左側に縞枯山が見え縞枯現象も見る事ができる。右の方は遠くにアルプスの峰が望めてとても気持ちがよい。ゆるやかな下りを進むとやがて五辻に出るだろう。現在は茶臼、縞枯山鞍部へ登る道が1本あるだけだ。(オプションプラン#1)この先にあずまやがあるので休憩するのに丁度良い。ここを過ぎてしばらく行くと再度針葉樹林内にはいる。このまま進んでいくと出逢の辻に出る。ここを真直ぐに進むと狭霧苑地に行きます。今回はここを左に折れ、オトギリ平の方へ進みます。オトギリ平で再び道が分かれます。右へ進むと国道を通り麦草峠へ行きます。(オプションプラン#2)今回はここをまた左に進み大石峠へ向かいます。ここも笹に囲まれている道を進みます。道は細く足元が見づらい所もあります*が、右側の笹原は中にカラマツや枯木がよいアクセントになっていて気持ちの良い場所です。針葉樹林に入りしばらくすると大石峠に到着です。
右へ折れて下っていくと林が開け、茶水の池の岸辺を通っていくと正面に国道が目に入るでしょう。ここが麦草峠です。
麦草ヒュッテの前を通り過ぎ丸山方面へ登っていく途中で分岐があり、ここを左へ折れます。しばらくの間笹原を進むと樹林帯へ入ります。途中で国道へ出る道との分岐がありますが、右へ進みます。しばらく進むと森が開けて露岩帯にでます。木道を進んでいき樹林に入ったところで国道と白駒池を結ぶ林道に合流しますので、右へ進みます。ここから白駒池まで10分程で着きます。
--このコース上での注意点--
*1.坪庭から最初の樹林内の丸太が少々歩きづらいです。
*2. 雪解けの頃や大雨の後このルートは登山道が川になっていますので、
オトギリ平から国道へ出た方が良いかもしれません。
--Option Plan#1 五辻(40分)茶臼、縞枯山鞍部(20分)茶臼山山頂(30分)大石峠--
少しは登りたいという方は五辻から茶臼、縞枯山鞍部へ登ってみてはいかがでしょうか。小さな沢道を登って行きますがルートははっきりしていますので心配はありません。傾斜は上部で少々きついですが、鞍部へ出てしまえば縞枯山の展望台までは10分で行けますし、茶臼山頂まで傾斜は急ですが20分程で登れます。
茶臼山頂から西側に進む道があり、ここが展望台になっています。
--Option
Plan#2 オトギリ平(20分)国道(20分)麦草峠--
オトギリ平から国道へ出るルートもあわせて紹介しておきましょう。 オトギリ平の分岐を右へ曲がると針葉樹の木々の間を通ります。ここをしばらく行くと急に森は開け露岩帯に出ます。急傾斜な下りですので足元には御注意を。最下部まで下りすぐに登り返し、しばらくの間樹林内を進むと国道に出ます。国道を渡ると木道が続いていますのでこれに従い進んで下さい。途中コマドリの池を右側に見て、針葉樹の森の中の平坦な道を行くと麦草峠に出ます。
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